つくばにいくつかある森のようちえん。
その続きの、森の小学校をつくりたい、という思いからはじまった、
オルタナティブ(もうひとつの選択肢)スクールです。
ゆっくりでいいんだよ、ありのままでいいんだよ。
そんなメッセージを込めて、でんでんむしから“でんでん”と名付けました。
森のようちえんの基軸となっている自然体験活動をベースに、以下の3つの要素を取り入れて、知識だけではなく、広い世界のなかでどう生きていくかを考え行動する力を育むことを目指します。
・こども主体の遊び
・自然と対峙し自分を知る
・好奇心を大切にする
(プレイパークとは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、こどもの遊ぶ権利を保証する場。地域に開かれている)
・実体験に基づく学び
・“共に生きる”市民性を育む
・協働的な学び
(イエナプランとは、ドイツで生まれ現在オランダで発展している、子ども一人ひとりの個性を尊重しながら自律と共生を学んでいく教育)
・それぞれの個性によりそう
・感性、芸術性を大切にする
・手足、体を使った表現
(シュタイナー教育とは、思想家であり哲学者でもあるオーストリア出身のルドルフ・シュタイナー(1861~1925年)の人間観に基づいた教育実践の総称)
これらに共通するのは“自由に生きる力を育む”こと。
それぞれのよさを取り入れ、こどもと大人が一緒につくっていく学校です。
一番大切にしているのは、だれもがありのままでいられること。
どんな人も一人ひとりが世界でたった一人のかけがえのない価値を持っている存在です。
生きることって楽しい!
新しいことを知るって楽しい!
そう思える毎日を、こどもも大人も過ごせるような、あたたかい居場所です。
2019年、いまある普通の小学校ではない、新しい学校があってもいいんじゃないか、そう考えるメンバーが集まって、新しい学校を考える会ができました。
「サティシュの学校
みんな、特別なアーティスト」という、想像力、創造性から素晴らしい社会、平和な未来をつくっていこうとするイギリスで実践されている大人向けの学校のドキュメンタリー映画を見て話し合ったり、月1回集まって理想の学校って何か、学校へ求めるものなどを話し合いました。また、それぞれが映画「みんなの学校」を見たり、その舞台となっている大空小学校の初代校長木村泰子さんと茨城の先生たちとの対話式の講座「Ed
cafe」を見て学んだりしました。イエナプランの講座を受けるメンバーや、自分の子の不登校と向き合うメンバー、コロナ下のオンライン授業では子どもにとって大切なものをとても考えさせられました。
国内ですでに行われているサドベリースクールやシュタイナー学校、イエナプラン学校、きのくに子どもの村、その他にもいま全国のあちこちでもう一つの新しい選択肢としての(オルタナティブ)学校が始まっています。
幼稚園が選べるように、小学校ももっと選べたらいいんじゃないか。オランダでは、公立も私立もどんな学校でも国の補助があり、無償です。自分に合う学校を選択することができるので、不登校の子の数が驚くほど少ないそうです。そんなオランダはユニセフの子どもの幸福度リポートで1位を獲得しています。
日本の公立の学校は地域に密着し、自分の足で通え、多様な子と過ごせるという素晴らしいところがあります。ですが、公立の学校でつまづいてしまったとき、その次のステップへのハードルがあまりにも高い現状があります。オランダに学ぶところは大いにあると思います。
制度を変えることは難しい、自分たちにできるところからはじめよう、とでんでんはスタートしました。でんでんはこれからも子どもたちのことを考え続け、子どもたちと話し合いながら、素敵な学校をつくっていきたいと思っています。
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(必要としているもの:絵の具、くれよん、画用紙、筆など絵を描く道具、シュタイナー教育関連のもの、本、絵本、木材、木工用具、布、折り紙、ボードゲーム、カードゲーム、未記入のドリルなどの学習教材、など)
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